(ブルームバーグ): ソフトバンクグループが投資先であるアリババグループの持ち分について、残りほぼ全てを売却する方向で動いていると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。米証券取引委員会(SEC)に提出した届け出の内容を同紙が分析した。 FT紙によれば、ソフトバンクGは中国へのエクスポージャーを抑える一方、市場の下降に伴いテクノロジー投資の価値が損なわれる状況で持ち分を現金化する。 同紙によると、ソフトバンクGは今年に入り前払いのフォワード契約を通じて、アリババの株式約72億ドル(約9600億円)相当を売却した。最近のディールの多くは、バークレイズとみずほ証券、SMBC日興証券が担当したという。
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