ことし5月、浜岡原発5号機の主復水器の細管45本が破損・変形し海水が流入した問題で、中部電力は15日、御前崎市議会に対して溶接方法などに問題があったと説明した。この問題は浜岡原発5号機の運転停止作業中、主復水器内で配管のエンドキャップが外れ噴出した蒸気で細管45本が破損・変形し、およそ400トンの海水が流入したもの。15日、中部電力はエンドキャップが外れた原因について「溶接段階で微小な亀裂が発生していたことに加え想定よりも高い圧力がかかり亀裂が広がった」などと説明した。中部電力は、再発防止策として同じ事故が起こりうる3号機から5号機までのあわせて33か所のエンドキャップについて、圧力が分散される方法で溶接し直すことにしている。