仙台・定禅寺ジャズフェス開幕 祈りの旋律、楽都包む 晴天の下、演奏者も観客も一緒に音楽を楽しんだ=8日午前11時50分すぎ、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場 杜の都を音楽で彩る第22回定禅寺ストリートジャズフェスティバル(実行委員会主催)が8日、仙台市青葉区の定禅寺通など市中心部で始まった。アーケード街や公園、ビル前の空間に48のステージが設けられ、街角に軽快なメロディーとリズムが響き渡った。9日まで2日間で769のバンドが出演する。 各ステージでは演奏開始直前の午前10時59分から1分間、最初の出演バンドがそれぞれ「A(ラ)」の音を奏でた。東日本大震災から間もなく1年半。出演者と観客が共に、震災犠牲者の鎮魂と被災地復興を祈った。 仙台管区気象台によると、仙台の正午現在の気温は28.1度。強い日差しが照りつける中、観客は飲み物を片手に、ジャズやロック、ポップス、ボサノバなど、次々と繰り