「Bluetooth®」は、イヤホンやスピーカーなどのデジタルガジェットや家電に搭載されている無線通信方式だ。主に10m程度の近距離間で用いられ、機器同士をペアリングしてデータの送受信を行う。Wi-Fiのように大容量のデータを高速で送ることはできないが、接続が簡単で、消費電力も小さく、手軽に利用できるのが特長だ。近年、ワイヤレスイヤホンで音楽を楽しみたい人にとってBluetoothは欠かせない技術だろう。 実は、そのBluetoothにはバージョンがある。本記事では、バージョンアップを繰り返してきたBluetoothの変遷や、最新バージョン「Bluetooth 5.2」の進化ポイントなどを紹介する。 Bluetoothの進化を表すバージョンとは Bluetoothが誕生したのは1999年。このときのバージョンが「Bluetooth 1.0」。その後、何度か大きなバージョンアップを繰り返し、