酒を飲んで運転し、人身事故を起こしたとして、自動車運転過失傷害と道交法違反の現行犯で逮捕された千葉県警木更津署元会計課長、並木正夫容疑者(54)=同県佐倉市=について、県警は5日、懲戒免職処分とした。千葉地検は同罪で並木容疑者を起訴した。 県警によると、並木被告は事故当日、懇親会のため勤務先から乗用車で千葉市まで移動。酒を飲んだ後は車を置いて電車で帰ろうとしたが、「早く帰りたい」との気持ちから車を運転してしまったとの趣旨の説明をしているという。 起訴状などによると、並木被告は7月15日午後10時50分ごろ、千葉市中央区の市道を酒気帯びの状態で運転。停止した状態からギア操作を誤って後進し、後方の大型トラックにぶつかり、運転していた男性(41)に軽傷を負わせたとされる。