連帯を想像/創造する インタビュー / アンドリュー・マークル 『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』ポスター ART iT 本日のインタビューでは、映画研究や政治研究ではなく、現代美術の視点から話を進めていきたいと思います。まずは個人的な話になりますが、私は1981年生まれで、ほとんど新自由主義しか知らない生活を送ってきましたが、その中で違和感を持ちながら、新自由主義が到来する前の状況について調べたり、現在、新自由主義以外のオルタナティブがありうるのかと模索したりしながら現代美術について考えてきました。もちろん、現代美術は知識生産の領域としては非常に自由な領域でありつつ、また大きな矛盾も孕んでいます。例えば、大半の国で美術館制度は政府や国家に支えられているか、そうでなければ、大企業や銀行、富裕層と呼ばれる投資家や起業家といった個人コレクターに支えられています。というわけで、私は現在の文化におい