空母航空団(くうぼこうくうだん、英語: Carrier air wing, CVW)は、アメリカ海軍における航空母艦搭載航空機(艦上機)の部隊編制である。 2020年時点では、複数の飛行隊(航空隊)で構成され、戦闘攻撃機から電子戦機、早期警戒機、輸送機までが含まれた混成航空部隊である。所属機はヘリコプターも含め70機前後程度である。 概要[編集] 現在のアメリカ海軍では、装備の整備や要員の練成を担当する「フォース・プロバイダー」(練度管理責任者)と、そこから差し出された戦力を運用する実施部隊である「フォース・ユーザー」(事態対処責任者)の区別がはっきりしている[1]。そして艦上機におけるフォース・ユーザーにあたるのが空母航空団であり、本土にいる機種別のタイプ航空団をフォース・プロバイダーとして、そこから差し出された飛行隊・航空機によって編成されるようになっている[1]。 1隻の空母には1個