豪シドニー(Sydney)で観測された部分月食(2012年6月4日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【10月22日 AFP】月の誕生は地球と巨大隕石(いんせき)とが衝突した結果によるもの──この37年前に提唱された説を裏付ける科学的痕跡が新たに見つかったとする研究論文が17日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。 地球の衛星である月が誕生した過程については、天文学者たちが1975年の会議である仮説を提唱した。数十億年前、まだ生まれてまもなかった地球と、火星ほどの大きさの隕石が衝突して月ができたという「巨大隕石衝突説」だ。学者たちはギリシャ神話の月の女神セレネ(Selene)の母親の名にちなんで、この隕石を「テイア(Theia)」と名づけた。 この説は、衝突によってテイア全体と原始地球のマントルの大半が溶解、蒸発し、その後冷えて凝集
ベトナム・ハノイ(Hanoi)郊外の水田(2012年9月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/HOANG DINH Nam 【10月13日 AFP】栽培されているコメ全種類のDNA分析を行った結果、すべて中国南部・珠江(Pearl River)流域を起源としていることがわかった。3日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された研究論文で明らかになった。 小麦、トウモロコシと並ぶ三大穀物として世界中で食されているコメ。数百に及ぶ種類があり、その起源については長年論争の的となっており、なかには栽培化は世界各地で同時に始まった、2種類の系統が並行して登場した、などの説もある。 しかし今回発表された論文によると、世界で初めて栽培されたコメはジャポニカ米で、数千年前に珠江の中流域に自生していた野生のイネから育てられたとされる。 栽培米の品種は、大きく分けてジャポニカ米とインディカ米の2系統に分けら
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【9月27日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島沖で今年4月11日に発生した大地震は、「横ずれ型」地震としては観測史上最大で、インド洋の海底下にある巨大プレート(岩板)が2つに分裂しつつあるとの説を裏付ける証拠だとする分析結果が、26日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 米ユタ大学(University of Utah)のキース・コーパー(Keith Koper)准教授とカリフォルニア大学サンタクルーズ校(University of California, Santa Cruz)のソーン・レイ(Thorne Lay)教授は、4月のスマトラ島沖地震の規模や発生地点を詳しく分析。当初はモーメントマグニチュード(Mw)8.6とされていた地震の規模が、Mw8.7だったとの結論に至った。解放されたひずみエネルギーの大きさは、当初の推測より40%も大きかったという。 こ
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沖縄県名護市・大浦湾のアオサンゴの群落とクマノミ。生物多様性が豊かな日本周辺の海は保全が急務だ=2009年10月 海の汚染の程度や生物の状況などから「海の健康度」を数値化して求める方法を米国とカナダの研究グループが初めて開発、世界の約170の海域を評価した。日本周辺の海は100点満点中69点で世界平均の60点を超え、11位だった。研究結果は16日付英科学誌ネイチャー(電子版)に発表された。 世界で6番目に広い日本の排他的経済水域(EEZ)の海洋生態系の豊かさが示された形だ。 世界全体では、漁業資源の減少が「健康度」を下げているが、ドイツ、カナダ、オランダがベスト10に入るなど先進国の点数が高く、アフリカの貧困国が低い傾向にあった。
ネイチャー(Nature)は、イギリスのロンドンを拠点に設立された、国際的な週刊科学ジャーナルである。総合科学学術雑誌であり、科学技術を中心としたさまざまな学問分野からの査読済みの研究雑誌を掲載している。国際的な科学出版会社シュプリンガー・ネイチャーの傘下であり、米国、ヨーロッパ、アジアの各国に中核的な編集事務所が設置されている。2019 Journal Citation ReportsのScience Editionによると、世界で最も引用されている科学ジャーナルの1つであり(インパクトファクターは42.778)[1]、世界で最も読まれ、最も権威のある学術ジャーナルの1つになっている[2][3]。2012年現在、オンライン上では月に約300万のユニークアクセスがあった[4]。 雑誌名は英語で「自然」の意味。 1869年の秋に設立されたネイチャーは、科学革新のための公開フォーラムとして、ノ
南極圏で撮影された氷山(2011年11月1日提供、資料写真)。(c)AFP/ANTARCTIC OCEAN ALLIANCE 【8月3日 AFP】南極沖の海底掘削調査で、現在は氷に閉ざされている南極大陸が5200万年前には亜熱帯雨林に覆われていたことを示す痕跡を発見したという論文が2日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 2010年に東南極大陸沖の海底を掘削して採取された堆積物コアを詳しく調べた結果、始新世(5600万~3400万年前)に南極大陸を覆っていた亜熱帯性の森林のものとみられる花粉の化石が見つかった。 調査に参加した豪クイーンズランド大学(University of Queensland)の古気候学者、ケビン・ウェルシュ(Kevin Welsh)氏によれば、コアから見つかった温度感受性のある微粒子を分析したところ、5200万年前の南極大陸は気温が約20度と非常に温暖
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