太平洋沿岸の「南海トラフ」の巨大地震に備えた静岡県の総合防災訓練が行われ、浜岡原子力発電所ではすべての電源が失われたことを想定し、周辺の住民を避難誘導する訓練などが行われました。 訓練は午前8時半に太平洋沿岸の「南海トラフ」付近で巨大地震が起こり、県内各地で震度6弱以上の激しい揺れを観測し、その後、津波が押し寄せたという想定で行われました。 このうち、静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所では津波ですべての電源が失われたという想定で原発周辺に住む高齢者やけが人を避難誘導する訓練が行われました。 訓練では車いすごと乗ることができるマイクロバスが避難所に見立てた2か所の公共施設を回り、住民役の市の職員などを乗せていきました。 そして津波警報の解除を受けて、港から海上保安庁の巡視船に乗り換え、海に避難していきました。 また、がれきが原発の敷地に入る門を塞ぎ、車両などが復旧作業などに向かえないと