日本未来の党の嘉田代表は1日午後、衆院選(4日公示—16日投開票)で争点になっている原子力発電所の再稼働を巡り、条件付きで容認したテレビ番組での発言について、「誤解を与えた」などとして修正した。 東京都内で記者団に「針の穴に糸を通すぐらいの大変難しい条件がたくさんある。困難だし、必要性もない」と述べ、再稼働に否定的な考えを強調した。 嘉田氏は1日朝に出演した読売テレビの番組で、司会者の「当面は再稼働を認めるケースはあるのか」との質問に、「はい。原子力規制庁(原子力規制委員会)が安全性を担保し、政府が必要と判断した場合は」と語っていた。 同日午後、急きょ記者団を集めて釈明し、「(原子力規制委員会の)安全基準が公式にできていないし、活断層の調査も不十分で条件が整っていない。今の段階で再稼働なんてあり得ない」と語った。