カナダのアルバータ(Alberta)州フォートマクマレー(Fort McMurray)で、古い炭鉱を再生したシンクルード・カナダ(Syncrude Canada)のオイルサンド採掘施設(2009年10月22日撮影)。(c)AFP/Mark RALSTON 【7月7日 AFP】中東以外では世界最大の埋蔵量を誇る北米の原油を求めて、カナダのオイルサンドを開発する合弁事業に中国が乗り出している。 中国は以前、もっと強引な方法で、北米の原油を狙ったことがある。2005年、米石油大手ユノカル(Unocal)を中国海洋石油(CNOOC)が買収しようとしたときだ。しかし、香港のCLSA証券の石油ガス調査部門・北米責任者デービッド・ヒューイット(David Hewitt)氏によると、今回は「企業ごと買い取ったり、経営権や支配権を握るといった強引なやり方ではない」という。 ■存在感を増す中国資本 ユノカルの
トリニダード・トバゴで露出しているオイルサンド層 シンクルード社等の鉱滓池にはビチューメン抽出残滓物が含まれる オイルサンド[1] (Oil sand、油砂(ゆさ)[2])あるいはタールサンド(Tar sands)とは、極めて粘性の高い鉱物油分を含む砂岩のこと。原油を含んだ砂岩が地表に露出、もしくは地表付近で地下水などと反応し、揮発成分を失ったものと考えられている。色は黒ずみ、石油臭を放つことが特徴。油分が石炭を乾留した時に出るコールタールに似ていることから、初めタールサンドと呼ばれたが、実際の成分は石油精製から得られるアスファルトに近い。 母岩が砂岩ではなく頁岩の場合にはオイルシェール (Oil Shale) と呼ばれる。 青線はベネズエラ重質油の分布域 世界中に埋蔵されているオイルサンド、オイルシェールから得られる重質原油は約4兆バレルで通常原油の2倍以上と推定されており、石油燃料代替
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