東沙諸島(とうさしょとう)またはプラタス諸島(Pratas Islands)は、香港の南東約340kmの南シナ海に位置する東沙島、北衛灘、南衛灘および周辺の環礁により構成される環礁群である。中華民国(台湾)が実効支配しており、台湾では東沙環礁国家公園および国立中山大学の一部に指定されている。 東沙諸島には、「東沙環礁」、「南衛灘環礁」、「北衛灘環礁」の三つの珊瑚環礁が存在する。東沙環礁は、環礁州島である東沙島を有する円形の典型的な環礁で、直径約20km、礁湖面積は約300km²である。同様に南衛灘と北衛灘も円形の環礁である。東沙島以外の環礁は、干潮時には海面上に姿を現しているが満潮時には水没するため、国際法上の「島」ではない。 東沙島はもともと無人島であったが、現在は領有権主張のため多くの中華民国国軍関係者が常駐しており、宿泊施設やテニスコート、飛行機の滑走路も建設されている。 明の「鄭和