被害届を提出するため、母親(右から2人目)とともに仙台東署に入る男子生徒(左から2人目)=仙台市宮城野区で2012年8月6日、小川昌宏撮影 同級生から、たばこの火を腕に押しつけられるなどしたとして、仙台市の私立高2年の男子生徒(16)が6日、傷害や暴行容疑で宮城県警仙台東署に被害届を提出、受理された。生徒は退学処分を宣告されたといい、「いじめた生徒と学校は事実を明らかにし、謝罪して」と訴えている。 生徒や母親(42)によると、生徒は昨年11月ごろから、同級生3人から暴行されるようになった。今年5月には別の同級生からたばこの火を押しつける「根性焼き」を強制させられ、自分で左腕に火を押しつけた。同級生は腕を押さえ、火を更に22カ所押しつけた。 異変に気づいた両親が学校に説明を求めると今月3日、加害生徒3人を同席させた「謝罪会」が開かれた。しかし、学校側と同級生はいじめの一部しか認めなかったとい