陸軍省(りくぐんしょう)は、かつて存在した日本の中央官庁。旧日本陸軍の軍政を管轄した機関[1]。主任の大臣は陸軍大臣。 1903年(明治36年)以降、1945年(昭和20年) に至るまでの主な附属官庁に航空本部・技術本部・兵器廠・造兵廠・科学研究所・被服廠・糧秣廠などがあり、内局に、大臣官房・人事局・軍務局・整備局・兵器局・経理局・医務局・法務局があった。 1872年(明治5年)2月に兵部省から分離し、海軍省とともに設置される。当初は太政大臣の統制下に軍政、軍令を一元的に統轄するフランス型の陸軍組織として発足したが、後に軍令機関を独立させたプロシア式に改められることとなり、1878年(明治11年)に参謀本部が設立され、1900年(明治33年)に専門教育重視のために教育機関として教育総監部を独立させて純粋な軍政機関となった。 主任大臣は陸軍大臣。陸軍大臣は国務大臣として親任官であり、1900