スラジランド・ムババーネ(CNN) ノジフォ・ムパパネさん(15)が幼少期に初めてその寺を訪れたとき、壁にはめ込まれた数百体の白い像はおもちゃの人形のように思えた。 ムパパネさんは「あれはブッダだと教えられ、『あら、それならこれが一番偉い存在なのね』と言ったの」と振り返る。 あれから9年。ムパパネさんは今、スラジランド南部にあるアミトフォ・ケアセンターで他の数百人の子どもと一緒に仏教のマントラを日々暗唱している。 同センターの入居者は3~19歳の子どもたちで、孤児や貧困家庭の出身だ。カンフーや仏教、中国語などの教育を受けて施設を旅立つ。 アミトフォセンターは台湾の仏教僧により2011年に設立された。南アフリカとモザンビークにはさまれた小国スワジランド王国と台湾を結ぶ数多い外交的・文化的なつながりの一端を担っている。 ムパパネさんは歯切れの良い標準中国語で、「台湾とスワジランドが友人になって