(CNN) 米シカゴのミッドウェー国際空港でこのほど、交差する滑走路上で旅客機2機が同時に離陸態勢に入り、衝突する寸前で停止するトラブルがあった。米連邦航空局(FAA)が明らかにした。 ニアミスは現地時間の16日午後7時40分ごろ発生。サウスウエスト航空3828便が離陸許可を受けて滑走路上を移動していたところ、これと交差する滑走路でほぼ同時に、デルタ航空1328便が離陸態勢に入った。FAAの発表によれば、デルタ機には正式な離陸許可が下りていなかった。 交差する滑走路上で2機が同時に離陸態勢に入ることはあってはならない事態で、大惨事を招いていた可能性もある。 管制官は2機が交差地点に向かっていることに気付き、直ちにデルタ機に警告。録音記録には「止まれ、止まれ、止まれ!」と絶叫する声が収録されていた。 両機は滑走路の交差地点から約600メートルの位置で停止した。サウスウエスト機はその後、オクラ