記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 世の中、正確な効果測定が難しいものは山ほどある。特に「無形の成果」の測定は難しく、代替的な評価指標には多くのあいまいさが残る。 企業の「広報活動」の効果測定もその1つ。以前から「広告換算値」という指標で広報活動の効果測定がなされてはいるが、実のところ単純な指標であり、当然あいまいさも多い。そもそも「広告換算値」という指標が、「いったい何のために広報活動をしているのか?」という本質的な問いに答えていないことが問題である。今となっては牧歌的すぎて時代遅れになりつつある。 今回は、広報活動に対する新しい効果測定のあり方について考えてみたい。また、効果測定にもとづく施策の決定において、危うい風潮があることにも注意を喚起したい。 広告換算値だけでは顧客への影響力を測れない 広報の仕事は「