全国約120の蔵元や22社の卸業者、約1800店の酒販店で構成する「日本名門酒会」は7日、SNSとショッピング機能を用意した「日本酒天国.com」を開設する。会員登録は無料。 「日本酒天国.com」は、日本酒ファンの一般ユーザーに加え、蔵元や卸業者、酒販店もSNSのコミュニティに参加。日本酒の豆知識や相性の良い料理レシピ、飲食店情報、試飲会などのイベント情報も掲載する。 ショッピングサイトでは、他ユーザーが投稿した口コミ情報を参考にしながら、商品の購入が可能。また、季節限定のお酒や蔵元の隠し酒など、サイト限定の銘柄も販売する。 日本名門酒会によれば、日本酒の市場は縮小する一方で、同会が毎年開催する試飲会イベントは2000枚のチケットが即日完売するなど盛況という。今回の「日本酒天国.com」を通じて、日本酒ファン層の拡大や新たな需要を獲得したい考えで、初年度の会員登録は1万人が目標になる。