特別な日に使うものだったフェイスマスクを、1枚あたりの価格を抑えて毎日使いのアイテムへと導き、あっという間に売上82億円(2015年度)を越えるヒット商品となった『LuLuLun(ルルルン)』。企画・開発に携わったグライド・エンタープライズの佐藤すみれさんに、ヒットの裏にある広報活動について聞きました。 日常使いのフェイスマスク 最初は受け入れてもらえず 『ルルルン』は、“毎日”専用のフェイスマスクです。企画当時、フェイスマスクは「特別な日に使うもの」というイメージが一般的で、「価格も高級なものこそ、よいフェイスマスクだ」と思われていました。対する『ルルルン』は42枚入りで1500円。出版社などに企画を持ち込んでも「1枚 2000円する商品を使うほうが効果があるのでは?」と言われることが多かったですね。 確かに、1枚 2000円のマスクと1枚 100円以下のマスクに「同じ効果」があるという