<テレビウォッチ>高層ビルが建ち並び、ヤシの木が所々に植えられた、いつもと変わらぬロサンゼルス大通り。ところが突如、道路が盛り上がり、裂けた大地に車やヤシの木、高層ビルが飲み込まれていく。 話題のハリウッド映画『2012』が今週末(2009年11月21日)、公開される。マヤ文明が予言したという『2012年地球滅亡』の危機を描いた大作だ。 アカデミー賞受賞 総製作費260億円。1500カットに、起きるはずのない『現実』を実際に起きているようにリアルに描くVFX(ヴィジュアル・エフェクト=視覚効果)が駆使されている。 番組は、そのVFX技術の制作責任者に抜擢された若い日本人男性を取り上げた。 番組で紹介された男性の足跡は、就職難、派遣切り等々で悶々としている若い人も背筋がピンと伸び、ヤル気が出てきそうな内容といっていい。 映像クリエーター、坂口亮(31)。昨年行われた80回アカデミー賞授賞式で