「厳しい状況に追いやれば、メンバーは自然と結束する。最近、こんな考え方が目立つ。だが、それは間違っている」。デバッグ工学研究所の松尾谷 徹代表は話す。「厳しい状況になるとメンバーは離反する。そうなる前に手間とコストをかけてメンバーをチームにしておく必要がある」。 松尾谷氏はテスト技法の教育やコンサルティングのほか、プロジェクト・チームのモチベーション維持・向上についてのコンサルティング業務も手がけている。プロジェクトの成功率を高めるポイントは「腹を割って本音を話せる環境を作ること」(松尾谷氏)だという。システム構築プロジェクトの生産性が、メンバーの意欲やチームの結束力で大きく変わるからだ。 システム構築プロジェクトにはユーザー企業、ベンダー、さらにその下請けベンダーなど、複数の企業の様々なメンバーが参加する。異なる考え方や文化を持つメンバーの間で、どうやって信頼関係を作り上げるか。必要なの
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