子どものキャラクターによる露骨な性行為を描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案について、漫画家のちばてつやさんや秋本治さんらが29日、東京都庁で記者会見し、改正案への反対を表明した。 漫画家による会見は、最初に改正案が提出された今年3月以来2度目。ちばさんは、「取り締まりによって萎縮してしまい、漫画に元気がなくなる」などと述べた。また、漫画家らの団体の事務局長を務める星晶広弁護士は「不健全図書に指定され、コンビニ販売ができなくなると経済的にも重大な結果が生じる」などと説明した。 同条例の改正案は今年6月、「規制対象があいまい」とする民主党などの反対を受けて否決された。都は30日開会の都議会に、規制対象をより細かく記載した改正案を提出する。