キンドルが著者印税70%を提示して話題となっている。日本人は紙が好きなので日本で定着 するかどうかは疑問だけど、旬な情報という点に価値のある経済書・ビジネス書などでは 普及するかもしれない。 というわけで、仮に電子書籍が普及した場合の影響について考えてみた。他人事ではないし。 結論から言えば、出版社自体が消滅することは無いと思う。 既存の出版社の最大の役割はマーケティングで、その強さ(書店の棚面積と言い換えても良い) が著者に対するPRとなっている。この部分は確かに電子化で消えてなくなるのだけど、彼ら には配本以外にもいろいろな役割がある。 1.編集力 持ち込んだ原稿がそのままの形で本になるわけではない。というより、ビジネス書などでは 自分で書く著者のほうが少ない。ばらばらとめくれば、テープ起こしか直筆かはすぐにわかる。 もっとも、彼らは情報の専門性や視点に価値があるので、文章はプロに任せ