現在公開中のディズニー映画、「アナと雪の女王2」。11月下旬に公開されたあと興行収入は70億円を超え、前作を上回る人気です。ところで今回の作品、ディズニーがある少数民族と正式な合意をしたうえで映画を制作していたことが、ひそかに話題になっています。 世界的大ヒットとなった前作に続く第2弾「アナと雪の女王2」では、主人公の1人、エルサが不思議な力を持つようになった経緯が明らかにされます。 物語のカギを握るのは、森の中に住む「ノーサルドラ」と呼ばれる人たち。実はこの人たちにはモデルがいます。北欧の先住民族「サーミ」の人々です。 サーミは、ノルウェーやスウェーデンなどに暮らす先住民族で、独自の文化や言語を持ち、伝統的にはトナカイの牧畜をして暮らしてきました。 トナカイは映画にも登場し、ノーサルドラが着ている服は、色は違うものの、サーミの伝統的な服「ガクテ」から着想を受けたものだと分かります。 この