松江市のプログラマー、まつもとゆきひろさん(43)が開発し、世界で使われるコンピューターのプログラミング言語がある。95年に生まれた「Ruby(ルビー)」だ。世界中のプログラマーの手で改良され、進化するルビーとは。【中村牧生】 ◇安上がりで改修が楽 東京都三鷹市の第三セクター「まちづくり三鷹」は、図書館の貸し出しや返却、予約などの業務をするシステムをルビーで開発した。1月末、長野県塩尻市がこのシステムの採用を決定し、来年開館予定の市民交流センター「えんぱーく」内の図書館に導入する。 注目されるのは価格だ。大手が作る従来システムは、5年間のリース契約で計5000万~6000万円かかる。しかし、ルビーを使ったシステムはその半額で購入できる。購入後は、提携先の長野県内のIT企業2社が保守、修正できるため、地元の活性化や雇用確保にもつながるメリットがある。 まちづくり三鷹の柴田直樹本部長は「これを