スイス・ジュネーブにある世界保健機関(WHO)本部(2020年8月17日撮影、資料写真)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【1月20日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)をめぐる世界の対応について調査している独立委員会は19日、新型ウイルスの流行により、世界保健機関(WHO)が国際社会の期待する任務の遂行においていかに財源不足で無力な存在であるかが浮き彫りになったと指摘した。 パンデミックの事前準備および対応に関する独立委員会(IPPR)の共同議長はWHO理事会に提出した報告書で、パンデミックの初期にWHOがより迅速に、断固とした姿勢で行動できたはずだとの見解を表明。一方、対応の遅れや失敗の主な原因は、WHOの弱い立場にあると強調し、財源の拡充と改革が喫緊の課題だと指摘した。 IPPRの共同議長の一人、エレン・サーリーフ(Ellen Sirlea
