2019年の日本による韓国向け半導体素材の輸出規制の後、フッ化水素などに対する国産化努力が展開され、それなりの成果を収めていると韓国のメディアはその都度報道する。 【関連写真】この記事の写真をもっと見る 東亜日報は2021年6月9日の「三星、日本に依存していた半導体素材の国産化」と言う記事で「中堅企業と高純度塩化水素の開発、日本の輸出規制から2年経って成果(を収めた)」と報道した。三星(サムスン、SAMSUNG)が日本とドイツに全量依存していた半導体の中核素材「高純度塩化水素」(フッ化水素ではない)を中堅企業と提携して2年間開発をし、最近品質テストを完了して、今年の下半期頃に納品契約を結ぶことにしたというのだ。 産業界の現実を知らない人であれば、このようなニュースに「快挙」だと言い喜ぶのだろうが、実状を知ればこのような国産化と言うものが企業の立場からは「泣き泣き辛子を食べる」に違いないとい