教育界、技術者コミュニティでJava言語の教育と啓蒙に長年携わってきた筆者が、独自の視点からJavaの面白さを掘り下げていく。(編集部) 「Java SE 6u10」そして、「JavaFX 1.0」という事件 12月4日、サン・マイクロシステムズはJavaの最新デスクトップ・RIA技術JavaFXの正式版SDKをリリースしました(JavaFX SDK 1.0正式版をリリース、サン)。 JavaFXには、これまでのJavaデスクトップ技術のさまざまな要素が集約されているといってよいでしょう。最近リリースされたJava SE 6 Update 10(以下、Java SE 6u10)の機能も盛り込まれています。「HotJava」(後述)が登場した10年程前から「デスクトップアプリケーションの在り方が変わる」といわれていましたが、当時夢のように思えた世界が現実のものとなりそうです。 今回は、これか
JavaにおけるRIAの選択肢の1つとして.NETを使う!? 【特集】EclipseでJavaとXAML/WPFをつなぐ フレームワーク 松原晋啓 2008/3/27 プログラマーも“デザイン”を意識する時代 少し前まではシステム開発の現場において、ユーザーインターフェイス(以下、UI)デザインというのは重要であることは分かっていながらもそこまで重要視されることもなく、「機能」と「デザイン」を比較すると機能を選択するといった状況に甘んじていました。その状況をマーケティングでは「重要だが緊急ではない」状況といい、最も放置される状態だと指摘しております。 しかし昨今では、このUIデザインを重要視する動きが高まり、さらにUIの上位に位置する「ユーザーエクスペリエンス」(UX)なる考え方も広まり、開発者も否応なくデザインを意識しなければならない時代になってきています。 ただし、いままでデザインをほ
Webアプリケーションの開発に採用されるプログラミング言語やツール、フレームワークはさまざまだ。統一されたものはないが、全体の傾向としてよりリッチなUIを持ったリッチインターネットアプリケーションに向かいつつあるのは間違いのないところだ。 RIAが注目されるまで、Webアプリケーションの台座はWebブラウザでありつづけたが、RIAに注目が移ったことでデスクトップアプリケーションがその座を狙いはじめている。WebブラウザをWebアプリケーション専属とするPrismはその端的な例だが、ほかにもデスクトップアプリケーションそのものがWebサービスの取り込みをはじめている。統合デスクトップ環境ではGnomeが目指しているオンラインデスクトップがいい例だ。 ここでデベロッパへ視点を移したい。デスクトップアプリケーションでWebサービスを活用するということは、非同期にネットワーク通信を実装することを意
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く