ITproのサイトを担当していて最近感じるのは,SaaS(Sofeware as a Service)関連の記事が増えてきたということだ。SaaSとは,ソフトウエアを自社のサーバーに導入するのではなく,あらかじめデータセンター上に用意されたソフトウエアをサービスとして利用するシステム形態を指す。以前はASP(Application Service Provider)と呼ばれることが多かったが,ASPは1999年にブームとなり,2000年頃をピークに終息した。その後,ASPはSaaSと名前を変え,2006年から急速に浸透してきた。 例えば,2008年に入ってから事例データベースに掲載したSaaSの導入事例を挙げてみよう。 【三菱UFJメリルリンチPB証券】BIシステムで分析能力向上 【コープさっぽろ】食の“安全・安心”をネットで確認,最大65万人がGoogle Apps活用 【京都府立医科大
米IBMがLotus NotesのWebホスティングバージョンの提供を計画していると、米eWeekが9月18日(現地時間)付けの記事で報じている。同記事によれば、ターゲットとする企業ユーザーの規模は従業員数が1000人から1万人程度、料金は単位ユーザーあたりの月額ベースで8ドルから18ドル程度になるという。先行するライバルのMicrosoftが手がけるExchange Onlineに対抗するものとなる。SaaSベースのコラボレーション製品には他のベンダーも多数参戦しており、企業ユーザー獲得をめぐる新たな戦いの火ぶたが切られようとしている。 これは、現在米ニューヨークで開催されているInterop New Yorkで、IBMのLotus Software / WebSphere Portal部門ジェネラルマネージャのBob Picciano氏がキーノートスピーチ後のインタビューでeWeekに
Force.com Toolkit for Google Data APIs 公開 ApexコードからGoogle Data APIを利用するためのツールキットが公開されました。このAPIを利用すると、Google Appsのカレンダーやコンタクト、ドキュメント、スプレットシート等のデータに簡単にアクセスできるようになります。 >> 詳細(英語サイトになります) 「オンデマンドアプリケーション開発ガイド」日本語訳 公開 “Creating On-Demand Applications: An Introduction to the Force.com Platform”(第2版/2007年発行)の日本語版(PDF)ができました。 >> 詳細
"Bluehouse" Share. Meet. Collaborate. Quickly and Easily. "Bluehouse" is currently under development. See What's New in this release and Known Issues. "Bluehouse" Get Connected, Work Together "Bluehouse" is an innovative and powerfully intuitive set of business applications designed to meet the essential needs of your business, no matter the size.
開発期間の劇的短縮が「ビジネス・マッシュアップ」の威力 米セレナソフトウェア シニアバイスプレジデント マーケティング、パートナー&オンラインサービス担当 レネ・ボンバーニ氏 Webで提供している情報やサービスを組み合わせて、新たなソフトやサービスを作るマッシュアップ。その企業版である「ビジネス・マッシュアップ」を提唱し、日本で開発・実行のための製品を2008年5月30日に出荷開始したのが、変更管理ソフト・ベンダーの米セレナソフトウェアだ。事業戦略を担当するボンバーニ氏は「従来手法だと開発に9カ月かかるアプリケーションを9時間で実現できる」と効果を強調する。(聞き手は二羽 はるな=日経コンピュータ) ビジネス・マッシュアップとは? 企業で使う様々なアプリケーションを組み合わせて、ある特定の業務を支援するアプリケーションを開発する手法だ。マッシュアップの手法を企業向けに応用しているので、こう
2008/04/02 SaaS専業ベンダのインフォテリア・オンラインは4月2日、個人向けサービスの第1弾となるオンライン付箋サービス「lino」(リノ)のベータ版を公開した。AjaxやJavaScriptを使い、Webブラウザでローカルアプリケーションのような使い勝手を実現しているのが特徴で、本物のコルクボード上に付箋を貼ったりはがしたりする気軽さで利用できる。サービスの利用は無料。日本語と英語によるサービスを提供を行い、海外メディアへの広報活動も行う。Firefox 2、Safari 3、Internet Explorer 7に対応する。Internet Explorer 6はサポート外という。 Webブラウザで利用できる付箋サービス「lino」(クリックで拡大)。左下に用途別にユーザーが作成した「キャンバス」が並ぶ。各キャンバスは表示領域の4倍以上の広いスペースで、Webブラウザ上でス
2008/03/27 米アドビ システムズは3月27日、SaaS型のソフトウェア「Photoshop Express」の英語ベータ版を公開した。定番の画像編集ソフトウェア「Photoshop」の基本機能の一部をWebベースで利用できるようにした。アドビはFlash技術を使って主要製品のSaaS化を進めている。SaaS化した自社サービスをFlashを使ったリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)のショーケースにし、ほかのベンダの開発を促進することも狙っているようだ。 Photoshop ExpressはWebサイトで無償利用できる。Photoshop Expressは2GB分のフリーストレージが利用でき、画像をアップロードして編集、公開、共有できる。Internet Explorer、Firefox、Safariなどで稼働。現状、米国外からのアクセスは、米国内のアクセスと比べて遅い
Amazon S3は便利なファイスストレージサービスだが、プログラマ向けインタフェースしか提供していないので操作が多少面倒だ。特に多数のファイルを登録したブラケットを削除しようと思うと、まずファイルの削除からするというのが面倒だ。 そうした手間を軽減してくれるであろうソフトウェアがこれだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJetS3t、Amazon S3のGUI管理インタフェースだ。 JetS3tの特に便利な点として、Javaで作られていることが挙げられる。Windows、Mac OSX、Linuxとマルチプラットフォームで動作する点は良い。 Amazon S3にログインして、ブラケットの作成やファイルのアップロード、さらにパーミッションの設定など一通りの操作が行える。また、アップロード専用ツールや同期ツールも付属する。 アップロードしたファイルはコンテクストメニューからtorr
アップデイティットは2月4日、仕様書や設計書などを複数のメンバーで共同で作成するためのワードプロセッサ「crossnote」をオープンソース・コミュニティ向けに無償で提供すると発表した。 crossnoteはEclipse RCP(用語解説)ベースのクライアントアプリケーション。クライアントPCにインストールして利用する。オープンソース・コミュニティが利用することが多いWikiと比べて、テキストや図表、表などの表現力が高く、アップデイティットは「ブログのようにサクサク設計書が書ける」とアピールしている。 Eclipse RCPは、Eclipseをベースにしたリッチクライアントのプラットフォーム。 作成するドキュメントはアップデイティットが運営するサーバ上に保存する。コラボレーション機能があり、離れた場所にいる複数の開発者が1つのドキュメントを同時に編集できる。ほかの開発者の変更点がドキュメ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 総務省はこのほど、地方公共団体や中小企業など一般の利用者によるASP/SaaS(Software as a Service)の評価・選択の支援を目的とした「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針(第1版)」(PDF形式)を策定し、一般公開した。 ASP/SaaSの普及促進は、6月に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2007」にも政策課題のひとつとして掲げられているものの、それらの評価・選択に関する情報は乏しいのが現状だ。そこで今回、総務省とASPを推進する特定非営利活動法人のASPIC Japanとの合同で設立した「ASP・SaaS普及促進協議会」では、総務省が2007年6月から開催している「ASP・SaaSの情報セキュリ
総務省は11月27日,ユーザーがASP(application service provider)やSaaS(software as a service)の事業者/サービスを比較・評価できるようにするために,「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針」の第1版を公表した。 指針では,ASP・SaaS事業者が開示する情報として,事業規模や財務状況,サービス内容・品質などの100の項目を示している。このうち,67項目について情報開示を「必須」としており,残る33項目は開示するかどうかを「選択」できる。ユーザーは,ASP・SaaS事業者について,サービス提供時間・稼働率の目標値やサービス停止の事故歴などの情報も得られるようになる。これらの開示された情報に基づいて,事業者を選ぶことができる。 総務省は,ユーザーがASP・SaaS事業者を選択するために,安全・信頼性について認定プログラムを開
「挑発的な意見になるかもしれないが,10年後に,自社で独自に管理するサーバーで,データを保持したり,トランザクションを実行したりする企業は無くなるだろう。ほとんどのトランザクションやアプリケーション,システム管理機能が,インターネット上のコンピュータ・クラウドからもたらされるはずだ」--。米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは11月8日,都内で開催した「Microsoft Partner Conference」でこう断言した。 バルマーCEOの見解自体は,珍しいものではない。多くのベンダーが,ユーティリティ・コンピューティングやクラウド・コンピューティングのビジョンを示しているし,Microsoftも「ソフトウエア+サービス」というスローガンの下,ソフトウエアのパッケージ販売からサービスの提供に軸足を移しつつある。しかし,今現在,ユーザー企業に対してサーバー・ハードウエアやパッ
「10年後には社内で運用されるサーバーは無くなり,すべてがコンピュータ・クラウドに移行する」---。米Microsoftのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は先日,システム・インテグレータを中心とする同社のパートナー企業に対してこう宣言した。もしそうなら,パートナー企業が現在手がけているWindowsサーバー関連ビジネスは,10年後にはどうなるのだろうか? やはり無くなるだろう。筆者はそう思っている。 冒頭のバルマー氏の発言は,同社が毎年開催する「Microsoft Partner Conference」(今年は11月8日)の基調講演で飛び出した(関連記事:「10年以内に社内で運用されるサーバーは無くなる」,MSバルマーCEOが「破壊」を宣言)。このPartner Conference,午前中には同社が来年出荷する「Windows Server 2008」「SQL Server
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