「スバル」ブランドを展開する富士重工業が快進撃を続けている。2014年3月期の連結売り上げは前年に比べて26%増の2兆4081億円、営業利益は2.7倍の3264億円に達した。純利益は73%増の2066億円と、2期連続で過去最高だった。今期も好調を維持しており、3期連続で最高益更新を見込んでいる。 今期は円安効果が薄れるものの、米国や欧州そして中国など海外で販売が増加すると見込んでいる。国内市場こそ消費増税の影響は懸念されるが、世界販売台数は11%増の91万6000台に達する予定だ。 業績があまりにも好調なため、2015年度を最終年としていた中期経営計画「Motion-V」の主要目標を2年前倒しで達成してしまった。そこで今期から新しい中期経営ビジョン「際立とう2020」を打ち出した。そのポイントを同社の吉永泰之社長に聞いた。 新しい中計のタイトルに、敢えて「際立とう」という言葉を選んだ理由は
