Kubernetes上で提供されるサービスメッシュのAPIや基本的な機能の標準仕様となる「Service Mesh Interface」(SMI)を、マイクロソフトやHashiCorpらが共同で発表しました。 現在、サービスメッシュを提供するソフトウェアはそれぞれAPIや機能などが異なっているため、サービスメッシュを利用するアプリケーションは、特定のサービスメッシュソフトウェアに依存したものにならざるを得ません。 SMIではサービスメッシュが提供する基本的な機能とAPIが標準として策定されるため、サービスメッシュに対する一定のポータビリティの実現が期待されます。 サービスメッシュとはアプリケーションレベルでの便利機能を提供する Kubernetesは、多数のDockerコンテナをクラスタ化する際の管理機能を提供するオーケストレーションツールとして事実上の標準となりました。 具体的には、コン
The rise of microservices architectures drastically changed the software development landscape. In the past few years, we have seen a shift from centralized monoliths to distributed computing that benefits from cloud infrastructure. With distributed deployments, the adoption of microservices, and system scaling to cloud levels, new problems emerged, as well as new components that tried to solve th
KubeCon+CloudNativeCon 2日目のセッションから、Airbnbのユースケースと、クラウドネイティブ志向の言語Ballerinaを紹介する。 KubeCon+CloudNativeConの2日目の注目は、キーノートで行われたAirbnbのユースケースだろう。KubeCon Chinaでも見られた傾向として、そもそもKubernetesそのものの話はすでにピークを過ぎており、どのようなツールを使って自社のインフラストラクチャーやアプリケーション実行環境、開発環境を自動化するか? という部分に注目が集まっていた。Kubernetesは習得するためのコストが高いというのは、多くのエンジニアが認めるところだが、今回のカンファレンスでもKustomizeやTilt、Atomist、Pulumiなどのツールの解説や、自社でツールを開発しKubernetesをラップして抽象化する方法な
監視可能性は、マイクロサービスの初期段階から重要な原則でした。これは分散システム一般に当てはまるものですが、今日では(特にKubernetesにおいては)その大部分がプラットフォームレベルで最初から用意されています(プロセスのヘルスチェック、CPUおよびメモリ消費など)。アプリケーションに必要な最低限の要件は、JSON形式でコンソールにログを出力することです。それをもとにプラットフォームが、リソース消費量の把握、要求の追跡、あらゆる種類のメトリクスやエラー率の収集などを、サービスレベルでの開発をさほど必要とせずに実現してくれます。 クラウドネイティブなプラットフォームでは、監視可能性だけでは不十分です。それよりも基本的な前提条件が、ヘルスチェックの実装、シグナルへの対応、リソース使用量の定義などによって、マイクロサービスを自動化可能(automatable)にすることです。そうすることで、
Googleなどがオープンソースで開発する「Istio」がバージョン1.0に到達したことが発表されました。 Istioは、Kubernetes上で稼働するコンテナで構成されるクラスタのあいだの通信などを制御することで、マイクロサービスとして構成されるアプリケーションの運用を支援するためのソフトウェアです。Istioが提供する機能群は「サービスメッシュ」と呼ばれています。 マイクロサービスを採用したアプリケーションは、複数のサービスから構成されています。このとき、一般に1つのサービスはおおむね複数のコンテナをまとめたクラスタで実行されています。 マイクロサービスの基盤の1つとなるKubernetesは、このクラスタが安定稼働するように、クラスタ内の個々のコンテナに対するロードバランシングや、負荷に対するスケーラビリティの実現、コンテナの死活管理などを行います。 そしてIstioはサービス間を
マイクロサービスによる巨大な超分散システムの運用管理ソリューションとして注目されているIstioが必要とされる背景を解説します。 クラウド・ネイティブ・コンピューティング かつてICT(Information and Communication Technology)は、企業のバックオフィスを担うツールでした。銀行のATMを例に取るまでもなく、ICTが社会基盤の重要な構成要素であったことは確かですが、商談、契約、納期調整、検収、アフターサービスといったビジネスの主要な局面を担うのは、あくまでも「人」であり、ICTはビジネスの各局面を効率的に運営する脇役でした。しかしインターネットの登場で、「人が主役でICTは脇役」というビジネス上の役割分担に変化が生じます。企業と消費者を直結するインターネットは、マーケットの構造を根本的に変えました。対面型の商談のような時間を要するビジネス・プロセスを排除
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Red Hat Summit 2018にて、Red Hatに買収されたAPIマネージメントの3Scaleの責任者にインタビューを実施した。 Red Hat Summit 2018における中心的なプロダクトは明らかにOpenShiftだったが、同様に注目を集めたオープンソースソフトウェアとして、サービスメッシュのIstioなどが挙げられる。Istioが注目される理由のひとつは、コンテナでアプリケーションをパッケージしたとしてもモノリシックなままでは変化に対応できないからだ。アプリケーションを細分化して複数のコンテナをオーケストレーションするやり方をさらに進めると、「マイクロサービス」という発想になり、それをネットワーク化するサービスメッシュに行き着くということだろう。Linkerd、Conduit、Istioなど、多くのオープンソースソフトウェアがこの分野でしのぎを削っている。中国のTenc
2017年12月にオースチンで開かれたKubeCon+CloudNativeConは非常な盛り上がりで、いよいよKubernetesがコンテナオーケストレーションの本流として認知されたイベントであった言える。しかしクラウドネイティブなシステムを指向するエンジニアは「複数のコンテナを同時に管理できるのは良いけど、どうやって全体を管理するのか?」に注目している。その解決策のひとつがサービスメッシュだ。 今回は、KubeConでのセッションを紹介しつつ、Istioの基本的な概要を紹介したい。 今回紹介する動画は、KubeConでのセッションで「Setting Sail with Istio [B]」と題されたもので、スピーカーはMicrosoftのLachlan Evenson氏だ。 Evenson氏は「マイクロサービスといっても、実際にそれを実現するのは難しい」と言う話からスタートした。またマ
Conduit is now part of Linkerd! Read more > We’re happy to announce that the latest Conduit release delivers on a big project milestone. With the 0.2.0 release, Conduit now includes support for HTTP/1.x and TCP traffic in addition to the existing HTTP/2 support. That means Conduit can now support most of your Kubernetes applications right out of the box. One of the things we’re most excited about
This document summarizes hot technologies discussed at Kubernetes Meetup #9, including machine learning/deep learning (ML/DL) on Kubernetes and service meshes. ML/DL on Kubernetes sessions covered building GPU-accelerated workflows with TensorFlow and Kubernetes, and democratizing machine learning on Kubernetes. Regarding service meshes, the document discusses the increasing popularity of Istio an
この記事はドワンゴ Advent Calendar 2017 8日目の記事です。 昨日は @binzume さんの【Android】minSdkVersion = 4 でアプリ開発する縛りプレイ【バッドノウハウ】でした。 仕事ではiOSを書いていて、iOSはOSのアップデート率がとても高く、古いOSをサポートし続ける理由が少なく、古い端末に悩まされるということは(あまり)ありません。時々はありますが・・。Androidは古いOSの対応が大変そうだなといつも横目で見ています。そんななかこの縛りプレイは業務に役立つかは不明ですが、とても面白い試みだと思いました。 この記事ではサービスメッシュについて書こうと思います。 僕は業務ではN予備校のiOSエンジニアをしています。ただ、サービス開発全般的に興味があり、インフラからフロントまでなんでも学ぶ気持ちを持っています。最近注目している技術はコンテナ
Conduit is now part of Linkerd! Read more > Today, we’re very happy to introduce Conduit, our new open source service mesh for Kubernetes. We’ve built Conduit from the ground up to be the fastest, lightest, simplest, and most secure service mesh in the world. It features an incredibly fast and safe data plane written in Rust, a simple yet powerful control plane written in Go, and a design that’s f
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