全株式を契約一時金1億5000万ドルで取得 英アストラゼネカ社は11月4日、同社のグローバルバイオ医薬品研究開発部門であるメディミューンが、世界最先端の画像・データ解析技術を持つ非上場企業「Definiens社」を買収すると発表した。 この画像はイメージです メディミューンは、Definiens社の全株式を1億5000万ドルの契約一時金で取得する。また、契約に基づいて、追加的なマイルストーンを達成するごとにその支払いを行うという。買収は2014年第4四半期に完了する予定。メディミューンは、今回の買収を通じ、がん免疫治療における新たな効果予測バイオマーカーの開発力を強化するとしている。 臨床試験の対象となる患者を選択するバイオマーカーを使用することで、臨床試験の期間を効率よく短縮し、奏効率を改善することができると見込まれている。現在、個別化医療のアプローチが約8割を占めるアストラゼネカの低分
アステラス製薬は、約9%増収となった上期業績を受け、通期売上を期初予想の1兆1920億円から1兆2100億円に上方修正した。日本事業は、ジェネリック医薬品の影響などもあり約250億円の下方修正となった一方、米州では去勢抵抗性前立腺癌治療薬「エンザルタミド」の伸長などで当初予想より約400億円上積みできるとした。 エンザルタミドの売上は、欧米での伸びを背景に、前年同期比約2.6倍の546億円と拡大。この結果を受け通期予想を、米国では5億6000万ドルから6億9000万ドル、欧州では1億9000万ユーロから2億3000万ユーロに引き上げた。売上予想を開示していない日本・アジア地域を除いても、日本円ベースで売上1000億円を達成できそうな勢いだ。
異常をきたした細胞へ特異的に作用、細胞死を誘導 英アストラゼネカ社は10月24日、同社が開発中の「Olaparib」について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、成人BRCA変異陽性(生殖細胞系および/または体細胞)再発プラチナ製剤感受性高悪性度漿液性卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がん患者に対する単剤維持療法で販売を承認するよう推奨する肯定的見解を示したと発表した。 この画像はイメージです 同剤は、アストラゼネカ社が開発中の経口ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤。DNA修復経路に異常をきたした細胞へ特異的に作用し、細胞死を誘導する。この作用機序により、卵巣がんをはじめ、乳がん、胃がんなどを含む複数のがん腫に対し有効に作用する可能性が示されている。 今後、欧州委員会で審査された後、最終的判断がなされるが、EUにおいてOlaparibがBRCA変異陽性卵巣がん
来日中のアストラゼネカ(AZ)のパスカル・ソリオCEO(写真右)は9月29日、同社東京支社で記者会見に臨み、日本事業について、消化性潰瘍薬ネキシウムなど主力品の育成や日本の製薬企業とのパートナーシップ強化により、今後も成長を維持していく方針を示した。AZ日本法人の2013年国内売上額は2335億円。国内で活動する製薬企業の平均成長率1.8%に対し、同社はこれを上回る6.4%成長を維持している。ただ、現在の業績を牽引しているクレストールの特許切れを数年後に控えるなど、マーケット環境の変化への対応が同社にとって最大の課題だ。ソリオCEOは、「得意領域であるオンコロジーを中心とするラインナップの強化と新薬の早期市場導入を強力に推し進め、2017年以降も成長を維持できる」との考えを表明した。 製品別に見ると、2011年発売のネキシウムが2013年度に売上高500億円を突破し、短期間で同社の主力品に
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