家宅捜索を受けるジャパンライフ(写真/時事通信社) 弱い立場の人たちを食いものにする悪いヤツらは、いつの時代も存在する。彼らは常に食いものにできる社会的弱者を探しているのだ。子供や低所得者、老人が食いものにされる現場をリポートする。 健康器具を使ったマルチ商法を展開し、昨年破産したジャパンライフ。その元社長である山口隆祥が4月に家宅捜索を受けた。マルチ商法が狙うのは今も昔も情報に疎い者たちである。 ■ママ活が絶好の狩り場に!? 多くの主婦たちから詐欺被害の経験を聞き取り取材しているライターの中山美里氏によれば、今、詐欺師たちの間では、ママ活とそしていまだに仮想通貨がキーワードになっているという。その手口は巧妙だ。 「ママ活サイトで知り合った主婦とピロートークをしているときに、スマホが鳴るんです。そしてスマホを見ながら『よし、今日は5万円!』とか言うんです。興味を持った主婦が聞くと、アプリを