日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。
復興増税 複数の案を来週にも 9月6日 13時45分 東日本大震災からの復興に必要な財源を確保するためのいわゆる「復興増税」について、政府の税制調査会は、対象となる税と税率の引き上げ幅などを組み合わせた複数の案を来週にも示すことになりました。 これは政府税調の会長も務める安住財務大臣が、閣議のあとの記者会見で明らかにしたものです。この中で安住大臣は「政府の税制調査会でこれから議論をスタートするが、基幹税を中心に組み合わせて、いつから、どのぐらいの幅や期間で実施するかという制度設計をしっかり行う」と述べて、臨時増税の対象は所得税や法人税といった基幹税が中心になるという見通しを示しました。そのうえで安住大臣は「ベストの組み合わせが何かということについて、意見集約ができるようなたたき台作りを政府税調の作業部会でやってほしい。来週いっぱいで方向性を見いだしていただければありがたい」と述べ、対象とな
政府税制調査会は11日、2011年度税制改正で、相続税の最高税率を現行の50%から55%に引き上げる方針を固めた。 相続する財産額から差し引いて税金を安くする基礎控除は、定額部分を5000万円から3000万円に、相続人数に応じた加算額も1人あたり1000万円から600万円にそれぞれ縮減する。税率の区分は現在の6段階から8段階に増やす。15日にも閣議決定する税制改正大綱に盛り込む方針だ。 政府内には、相続税の増税分を11年度に3歳未満の子ども手当を上積みする財源の一部にあてる案もある。 相続税の最高税率を引き上げ、基礎控除を縮減するのは、資産を多く持つ富裕層に負担増を求め、税収増を図るためだ。約4%と極端に富裕層に偏っている課税対象件数を約6%に増やし、是正する狙いもある。
[ベルリン 9日 ロイター] ドイツのドルトムント市は、1億ユーロ(約110億円)に及ぶ財政赤字を少しでも削減するため、売春婦に課税する「快楽税」を導入した。 この課税システムは、売春婦に対し、働く日に6ユーロの「1日券」の購入を求めるもの。違反すると罰金が科されることもあるという。同市は年間約75万ユーロの税収を見込んでいる。 同市の広報は「ドルトムントはドイツの他の都市と同様に財政問題を抱えている。性に関連する税制をいくつか検討したが、このシステムが最も実用的だ」と語った。 広報によると、売春地区に出入りする人に1─2ユーロの料金を徴収する案もあったが、賛同をほとんど得られなかったという。
大塚耕平内閣府副大臣は21日、テレビ朝日の番組に出演し、消費税の税率について次期衆院選までに議論すべきだとしたうえで「10%台半ばのどこかに決めなければいけない」と述べ、最終的に10%台半ばを念頭に置くべきだとの考えを明らかにした。 消費税に関する議論については菅直人副総理・財務相が「3月から始める」と明言しているが、税率に関する目安が提示されるのは異例。社会保障費の自然増に加え、子ども手当ての支給などマニフェスト(政権公約)で示した主要政策の実現には「歳出膨張が避けられない」との見方に傾きつつあるもようだ。 また、法人税率について大塚副大臣は「30%を切るところまで持っていきたい」とし、7月の参院選のマニフェストに法人税減税を盛り込む考えを示した。地方税を含む日本の法人税の実効税率は40・69%だが、英仏では30%前後。企業の負担を減らし、経済成長につなげたい考えとみられる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く