2014-03-26 精神を安定させるセロトニンを増やす方法 体内にあるセロトニンの約90%は腸などの消化管にあり、消化管の運動を調節しています。 脳内で神経伝達物資として働いているセロトニンは、セロトニン全体の約2%ほどしかありません。 脳幹にある縫線核からセロトニン神経系が伸びており、作用する場所により興奮性に働く場合と、抑制性に働く場合があります。 簡単にいえば、セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンの活動を調整し、不安感をなくし、精神を安定させ落ち着かせる作用があるのです。セロトニンが不足すると、不安障害やうつ病になったり、イライラして落ち着きがなくなり、衝動的、攻撃的になると考えられています。 そのため、うつ病など精神疾患に対する薬物治療では、セロトニンに作用するものが多く使用されています。そのほか、セロトニンは睡眠や覚醒、食欲や摂食障害、性欲にも関与していると推測され