けさの日経新聞に、またこんな記事が出ています。 金融会社のオリックスがエネルギー事業を拡大している。太陽光発電の発電能力は3年後に原子力発電所1基分に相当する90万キロワットとなり、国内最大級の太陽光発電事業者になる。 よい子のみなさんは、この記事のまちがいがわかりますか? たぶん中学生ぐらいならわかると思いますが、90万キロワットというのは最大出力ですから、太陽が出ていない夜や雨の日には発電できません。太陽光発電の稼働率は、12%ぐらいといわれています。 このように出力×時間であらわされるエネルギーをキロワット時といいます。1年のうち12%ということは約1050時間ですから、90万キロワットの太陽光発電の出せるエネルギーは、最大出力がずっと続くと仮定しても 90万キロワット×1050時間=9億4500万キロワット時 です。これに対して原発は、運転が始まればずっと動かすことができます。定期