またグーグルがインターネットを大きく変えようとしている。ただ、決して理不尽なムーブメントではなく、ウェブサイトに暗号化の採用を強く「促す」ものだ。ハッカーやスパイ(NSA:米国国家安全保障局!)などからユーザを守ることが目的である。 グーグルがここで行っていることは確実に良いことだ。分権的なウェブはシンプルなセキュリティーの導入にすら二の足を踏む傾向があり、ユーザの電子メール、会話、サイトの行き来などの個人情報はあまり保護されていない。 関連記事:グーグルが世界に向けて提言:「電子メールの暗号化は新たなトレンド」 それにもかかわらず、グーグルの影響力を考えるとその力が行使される度に不安を招くのも当然かもしれない。 事実上選択肢はないグーグルが実際に発表した内容は、通信を暗号化するサイトを検索結果内に優先して表示するというものだ。これは極めて合理的な話に聞こえる。暗号化の基準となるHTTPS
