進捗管理が趣味の楽しみ方の景色を変えた 進捗管理の仕事をやらされていた。嫌だったというか、つどつど起きるトラブルがしんどくて最初はかなりストレスだった。なので、進んでやりたいことだと思わなかった。それに、かなり抽象的な技術で、本に書かれている通りのフレームを当て込んでも、その通りにはなら…
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義江明子*1「「女帝中継ぎ論」とは何か――研究史と史学史の間」『図書』755、2012、pp.6-9 「中継ぎ論」の前提には、(1)本来の天皇は男性である、(2)皇位の父子継承は古来の原則、という通念があった。そこから、”女帝はやむを得ない事情があった場合の特殊例外”とする解釈が生まれた。ところがこの通念そのものが、現在では大きくゆらいでいるのである。(p.6)「女帝中継ぎ論」の嚆矢としての喜田貞吉「中天皇考」(1915)。「喜田は、史料に見える「中天皇」「仲天皇」「中皇命」をいずれも「ナカツスメラミコト」と訓み、皇極・元正等の女帝にあてて、先帝と後帝との間をつなぐ天皇のことだとした」(ibid.)。 折口信夫「女帝考」(1946)*2。 折口は、「ナカツスメラミコト」とは、神と天皇の間を媒介する「みこともち」(巫)のことだとした。本来の天皇(男)が欠位の際に、「みこともち」たる皇后が即位
◎ 天皇裕仁に戦争責任はないのか ◎ 【戦争論理学による分析と吟味】 ① 三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』(二見書房,2008年9月) 本書,三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』は「究極のテーマで学ぶ,クリティカル・シンキング」によって,「歴史的事実を検証しながら最も合理的な結論に達する」ために学ぶ「新しい論理思考演習のテキスト」(パラドクス・シリーズ応用論理編)である,と謳われている。 同書は,戦争という事象に不可避であった,それも第2次大戦中の戦局・場面において展開された戦略・戦術を,論理学の思考方法に徹頭徹尾当てはめ,検討・考察している。なまじ中途半端に,戦争問題をとりあげ論究した著作よりは,よほど興味深い議論を与えている。 同書が対象にした問題は,南京事件,真珠湾攻撃,ホロコースト,ヨーロッパ優先戦略,通常兵器,核兵器,原爆投下,無差別
「中世の当事者主義」http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20110906/p1 「鎌倉幕府の成立など」http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20110908/p1 matsuiismさんが本郷和人『天皇はなぜ生き残ったか』を採り上げている。この本を昨年読んだ*1。感想とかをblogに上げていこうと思いつつ実際は放置していたので、matsuiismさんの読解に期待するところ大。 天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書) 作者: 本郷和人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 101回この商品を含むブログ (28件) を見る『天皇はなぜ生き残ったか』の前半は凄く説得力があったけれど、最後の方の室町時代以降「祭祀の王」としての権能も失ってしまった天皇が何故現在に至るまで生き延びているのかと
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