群馬県藤岡市の関越自動車道でツアーバスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡した事故で、バスはガードレールに衝突後、防音壁との切れ目の約10センチの隙間からはまり込む形で防音壁に突っ込んでいたことが県警などへの取材でわかった。 こうした構造は20年以上前のもので、現在どれだけ残っているか不明だが、専門家は「隙間をふさぐ対策が必要」と指摘している。 東日本高速道路関東支社によると、ガードレールと防音壁は道路から同じ距離に並んで設置されていたが、約10センチの隙間があった。県警によると、バスはまず、時速90キロ以上のスピードで左側のガードレールに衝突。衝撃でガードレールが道路外側にやや傾き、そこへバスが入り込み、左前部から防音壁に突っ込んだ。 防音壁は、高さ94センチ、厚さ23センチのコンクリートの基礎の上に高さ2メートル、厚さ12センチの金属製の壁が載った構造。ガードレールと基礎は1980年に、金