Webアプリや共有フォルダなどの認証を必要とする場面が増えてくると、ユーザ管理のコストが無視できなくなります。Active DirectoryやLDAPでIDを統合すると、運用者はユーザ管理が楽になり、利用者はシングルサインオンで快適になります。たとえ自分しか使わない環境であっても、一括でパスワード変更できたり、簡単に認証を設定できるメリットは大きいでしょう。多くのアプリがLDAP認証に対応しています。 この記事ではnginxでLDAP認証を使う方法を説明します。.htpasswdによる認証とは異なり、IDとパスワードはWebサーバでは管理しません。LDAPサーバのリポジトリで管理します。 今回は以下のミドルウェアを使いました。 Amazon Linux 2011.9 OpenLDAP 2.4.23 nginx 1.0.12 nginx-auth-ldap LDAPを準備する OpenLD