3.1.3. シーケンス図/Sequence Diagrams シーケンス図は、プログラムの中の関数呼び出しの入れ子の様子を示した図です (Fig. 1)。 Fig.1 シーケンス図の例 シーケンス図にはライフラインと呼ぶ縦の構造が並びます。 ライフラインの頭部には、シーケンス図の登場人物(participant)を表した長方形を書きます。 これは、典型的には何らかのクラスのオブジェクトですが、 例の図の一番左の線のように(メソッドではない)関数の場合もあります。 縦の短冊状の長方形はアクティベーションと言って、メソッドの実行が続いている 期間を示します。短冊が存在せずに破線が書かれている期間は、そのオブジェクトに 対して何もメソッドが呼ばれていない期間であることを示します。 3.1.3.1. シーケンス図を書く意義 シーケンス図は、処理の順序を示すと共に、処理が行われる場所(オブジ