農林中央金庫は、ことし9月までの半年間の決算を発表し、外国債券の運用で巨額の損失を計上したことから、最終的な損益が8900億円余りの赤字となりました。来年3月期の最終赤字は2兆円に拡大する可能性があるとしています。 農林中央金庫は、外国債券の運用で巨額の含み損を抱えていることが明らかになり、ことし9月の時点で、その額はおよそ1兆5000億円になっています。 19日はことし4月から9月までの半年間の決算が発表され、最終的な損益が8939億円の赤字になりました。 これは保有している外国債券の一部を売却し、含み損を実際の損失として確定させたためだということです。 農林中金は、収益が見込みにくい外国債券の売却をさらに進める方針で、来年3月期の最終赤字は従来の見込みの1兆5000億円から最大で2兆円に拡大する可能性があると明らかにしました。 巨額の損失計上を受けて、農林中金では、1兆3000億円の資