Amazon SES のアカウントレベルのサプレッションリストから、メールアドレスの登録と削除を一括で実行できるようになりました。 Amazon SES now enables customers to bulk import and bulk delete email addresses from the account-level suppression list なにが嬉しいのか サプレッションリストとは、受信者からの配信停止リクエストや迷惑メール報告などにより、メールを配信できないメールアドレスのリストのことです。配信停止リクエストや迷惑メール報告がされているにも関わらずメール送ってしまうと、送信元ドメインや Amazon SES の IP アドレスプールのレピュテーションが落ちてしまいます。そのため、メールの配信者はサプレッションリストを用いて、配信しないメールアドレスを適切に管
ドメインのRoute 53での取得、SESでの承認、SESでのメール送信上限の緩和およびSandbox制限の解除をしてみた こんにちは、CX事業本部の若槻です。 AWSのメール送受信機能であるAmazon SESでは、利用を開始した時点ではメール送信に関して次のような制限が適用されています。 Sandbox制限:E メールの送信先は、検証済み E メールアドレスおよびドメイン、または Amazon SES メールボックスシミュレーターのみ 送信クォータ:最大で 24 時間あたり 200 メッセージ 送信レート:最大で 1 秒あたり 1 メッセージ これらの制限は、AWSサポートへの申請を行うことにより、1.のSandbox制限を解除し、2.および3.の上限を緩和することが可能です。 Moving out of the Amazon SES sandbox そこで今回は、AWSでドメインのR
【こんなときどうする?】Amazon SESのバウンスレートが高くて、メールの送信ができない 2021年09月23日 コラム kodera こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。 みなさんはSESを利用されていますか? 先日、SESのバウンスレートが高く、メールの送信制限を受けてしまったので、 対応方法について、ご紹介します。 バウンスメールとは バウンスメールとは、ソフトバウンドとハードバウンドの2つのタイプがあります。 ソフトバウンド は、メールが一時的な理由で送信できなかった事象です。主な原因は、受信箱が容量を超えていたり、メールのサイズが大き過ぎたりすることです。ソフトバウンスが起きると、メールプロバイダーの多くは、そのメールの送信を数日のあいだ試行し続けます。 ハードバウンド は メールが永続的な理由で配信できなかった事象です。アドレスが実在しないか、メールのドメインが実在し
Amazon Simple Email Service (Amazon SES) の返送率または苦情率が高いときに通知を受け取りたいと考えています。アカウントが審査されたり、送信が一時停止されたりしないように、通知を受け取りたいと考えています。 解決策 評価ダッシュボードを開いて、返送率や苦情率を確認できます。ただし、返送率や苦情率が特定のしきい値に達した場合、ダッシュボードは通知を送信しません。 返送率または苦情率に関するしきい値の通知を受信するには、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックを使用して Amazon CloudWatch アラームを設定します。返送率や苦情率が指定したしきい値に達するたびに SNS トピックに通知するように CloudWatch アラームを設定できます。次に、SNS トピックは、トピックにサブ
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。 今回は、Amazon SESでメールを一括送信したい時の留意点についてです。 留意点 一括送信にはテンプレートを使用する必要がある まず、SESでメール一括送信をする際にはSendBulkTemplatedEmailAPIを使用する必要があります。 SendBulkTemplatedEmail - Amazon Simple Email Service これにより1回のAPI実行で複数通のメールを送信することができます。SendBulkTemplatedEmailであればSendEmailやSendRawEmailなどのAPIで1通ずつ送信する場合に比べて、送信し終わるまでの所要時間やAPI料金を節約することができます。 ここで留意点として、API名にTemplatedとある通りSendBulkTemplatedEmailはSES上に作成
VPC エンドポイントを介して、Amazon SES の SMTP エンドポイントに接続できるアップデートが発表されました。試してみます。 こんにちは、岩城です。 数日前、VPC エンドポイントを介して、Amazon SES(以降、SES)の SMTP エンドポイントに接続できるアップデートが発表されました。 Amazon SES now offers VPC Endpoint support for SMTP Endpoints SES が利用できる以下の全リージョンで利用可能です。SES が利用できない東京リージョンでは VPC エンドポイントを作成できないので注意してください。 対象リージョン 米国東部(バージニア北部) 米国西部 (オレゴン) アジアパシフィック (ムンバイ) アジアパシフィック (シドニー) カナダ (中部) 欧州 (フランクフルト) 欧州 (アイルランド) 欧州
Amazon SES の送信承認機能を利用し、他アカウントの SES を利用したメール送信をやってみました。 こんにちは、大前です。 Amazon Simple Email Service(以下 SES)は送信承認機能(Sending authorizatio)を利用する事で他アカウントの SES を利用してメール送信を行う事ができます。 AmazonSESでの送信承認の使用 今回はこの機能を利用して、他アカウントの SES を使ったメール送信をやってみました。 構成 以下の構成で検証を行います。 2つの AWS アカウント A, B に対し、アカウント A に設定した SES をアカウント B 上の EC2 から利用してみます。SES は API もしくは SMTP を利用したメール送信ができますが、今回は SMTP を利用してみます。 やってみた 早速、他アカウントから SES を利用
こんにちは。 SRE2課の島村です。 最近、気温が下がってきて寒くなってきましたね。 乾燥もしてきたので、外出する際はのど飴を欠かさず出かけています。 さて、今回はAmazon SESを使ってメール送信した際に送信ログ方法を紹介します。 実はAmazon SESでメールを送信した際に、Amazon SESだけではメールの送信履歴を 記録することができません。 Amazon Kinesis Data FirehoseとAmazon Elasticsearch Serviceと組み合わせて使用することでメールの送信履歴を記録することができます。 今回のブログではAmazon SESでメール送信履歴を記録するまでのセットアップ手順を紹介していきます。 前提 ・Amazon SESでドメインをセットアップし、メールを送信できるようにしておく。 以下のドキュメントが参考になると思います。 docs.
Amazon Simple Email Service (Amazon SES) でE メール送信履歴を確認したいと考えています。 解決策 Amazon OpenSearch service と Amazon Kinesis を使用して、Amazon SES の送信履歴を保存および表示します。 Amazon OpenSearch Service ドメインを作成する Amazon SES の送信履歴を保存するには、Amazon OpenSearch Service ドメインを作成します。OpenSearch Service は、パブリックネットワーク、または Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) に配置できます。OpenSearch Service ドメインに使用するネットワークのタイプの詳細については、「VPC 対パブリックドメイン」を参照して
Recruit Engineers Advent Calendar 2019 本記事は Recruit Engineers Advent Calendar 2019 6日目の記事です。 adventar.org 昨日の記事はPoohSunnyさんの、 poohsunny.hatenablog.com でした。 もくじ Recruit Engineers Advent Calendar 2019 もくじ Amazon SESとは Amazon SESでできること / できないこと できること できないこと ベストプラクティス&アンチパターン メールを送るとき 上限値・サンドボックス制限 送信方法 SendRawEmailの挙動 専用IPアドレス 送信ログ取得 メールを受け取るとき 受信設定 受信ルール / 受信ルールセットについて 受信ルール 受信ルールセット Eメール受信イベントのハンドリ
Amazon SES から送信された E メールをモニタリングして、このサービスが悪意のあるコンテンツや迷惑なコンテンツ、または質の低い E メールの送信に使用されていないことを確認しています。ユーザーがこのようなカテゴリに分類されるコンテンツを送信していると判断した場合、そのアカウントに対してアクションを起こします。このプロセスを送信レビュープロセスと呼びます。 多くの場合、アカウントの問題を検出すると、そのアカウントをレビューします。アカウントの E メール送信機能を一時停止する場合もあります。これらの対処を行うのは、各アカウントの送信者の評価を保護するためであり、他の SES ユーザーが、サービスの中断や配信性能に関する問題に直面することを回避するためです。 アカウントのレビューに関するよくある質問 Q1. 「お客様のアカウントはレビュー対象です」というメッセージを受け取りました。こ
この記事は、AWS LambdaとServerless #2 Advent Calendar 2019 の24日目の記事です。 Introduction システムからのメール配信を行っている場合、BounceやComplaintとなったメールアドレスへの対処が求められます。 Amazon SES の場合、SandboxからProductionで使用する際にどのようなプロセスを実装しているかを申請する必要があります。 AWS公式では以下のような知見が紹介されています。 How do I create an AWS Lambda function to store Amazon SNS notification contents for Amazon SES to an Amazon DynamoDB database? 概要としては、以下のような処理になります。 1. Eメールのバウンス、苦
AWS SES(Simple Email Service) メモ ●リージョンxアカウントごとのサプレッションリストに対応 https://docs.aws.amazon.com/ses/latest/DeveloperGuide/sending-email-suppression-list.html 2019/11.25以降に開始した場合は、デフォルトでアカウントレベルのサプレッションリストが有効になっている。 AWS CLIを使って手動でサプレッションリストよりアドレスを削除する方法※アカウントレベルのサプレッションリストの場合、自動削除されない。 環境:Windows ●サプレッションリスト取得コマンドプロンプト>aws sesv2 list-suppressed-destinations リージョンをコマンドで指定する場合は、 >aws sesv2 list-suppressed-
システムにメール送信機能を組み込む際に気を付けなければいけないのは、バウンスメール(エラーメール)の処理。 バウンスになったメールアドレスには今後はメールを送信しない仕組みを作らないと、送信元のサーバがブラックリスト入りしてしまい、問題ないメールアドレスにもメールが届かなくなってしまいます。 特にAmazon SESはバウンスメールが多くなると利用を制限されてしまうので注意が必要です。 今回はAmazon SES と SNS を使って バウンスメールを PHPでハンドリングする処理を紹介していきます。 コーディング まずは先にコーディングを行い、サーバーにプログラムを配置します。 サーバーでバウンスメールをAmazon SNSから取得するには、以下の2つのプログラムを組んでおく必要があります。 SubscribeURLに自動でアクセスする処理(受信登録の確認) バウンスメール(エラーメール
大規模なメールインフラストラクチャはありませんが、大量の同報メールを素早く送信する必要があります。Amazon Simple Email Service (SES) と AWS Lambda を使って、大量の同報メールを送信するにはどうすればいいですか。 従来、大量の同報メールを送信するのに必要なハードウェア費用、ソフトウェアのライセンスコスト、および技術的専門知識は、コストが膨大にかかりました。アマゾン ウェブ サービステクノロジを使用すれば、社内メールインフラストラクチャを構築して維持管理をしていくのに必要な投資のほんの一部の投資をするだけで、大量の同報メールを素早く送信することができるようになります。 Amazon SES と AWS Lambda を Amazon Simple Storage Service (S3) と組み合わせて使用することによって、HTML またはテキストベ
少し前にGuardDutyの通知を整形する以下の記事を書いたのですが、今回はSecurityHub版です。 同様にEventBridgeの入力トランスフォーマーの機能を使ってちょっと見やすくメール通知してみました。 デフォルトでイベントを通知させると以下のような生のJSONで通知されるのですが、これでは少し見辛いですよね。 ちょっと手を加えるだけで通知を見やすくできたのでその方法を紹介します。 構築内容 今回の構築内容はEventBridgeで取得したSecurityHubのFindingsを必要な情報のみに整形してみます。 SevurityHubの有効化とSNSトピック、Eメールアドレスを指定したサブスクリプションは作成しておいて下さい。 EventBridgeルール EventBridgeのルールを作成し、イベントパターンは以下のようにセキュリティチェックに合格しなかったものを取得しま
Amazon SESの送信制限を超えた際のエラーメッセージと、挙動を確認したかったので簡単な検証しました。 結論 24時間以内の送信制限数を超過するとDaily message quota exceededエラーが返される。 秒間の最大送信レートを超過するとMaximum sending rate exceededエラーが返される。 SESのCloudWatchメトリクスに送信制限数の項目はない。SESのダッシュボードか、AWS CLI、SDKで確認できる。 送信制限に引っかからないかモニタリングしたい場合、自前でカスタムメトリクスを取得する必要がある。 Errors related to the sending quotas for your Amazon SES account - Amazon Simple Email Service 送信制限の確認 アカウントダッシュボードから送信
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