Linux Daily Topics “ロシアのトロールどもに告ぐ、この変更が元に戻ることはない” ―Linus、ロシア系メンテナーの"追放"を認める 開発中の次期カーネル「Linux 6.12」の4本目のリリース候補版となる「Linux 6.12-rc4」は、スケジュール通りに10月20日に公開されたが、その前々日となる10月18日、カーネルメンテナーのGreg Kroah-Hartman(GKH)はいつもとは雰囲気が異なるパッチをカーネル開発者のメーリングリストに投稿した。 [PATCH] MAINTAINERS: Remove some entries due to various compliance requirements. -Greg Kroah-Hartman Remove some entries due to various compliance require
ミッチェル・ハシモト氏の個人開発によるターミナルエミュレータ「Ghostty 1.0」、12月に正式リリース予定。オープンソースとして公開へ HashiCorpの創業者の一人であるミッチェル・ハシモト氏は、個人のプロジェクトとして開発してきたターミナルエミュレータ「Ghostty」のバージョン1.0を今年(2024年)12月にリリースし、合わせてオープンソースとして公開することを明らかにしました。 ハシモト氏は2023年12月にHashiCorpを退職。その後、個人プロジェクトとしてターミナルエミュレータの開発をしていることをX/Twitterなどで以前から発信していました。 これは2023年5月のポストです。「ここ数年、なんとなく自分用のターミナルエミュレーターを作っていた。過去18カ月、これを自分だけのターミナルとしてフルタイムで使っている」と書いていることから分かるとおり、Hashi
by TED Conference 2024年10月20日にリリースされたLinux 6.12-rc4カーネルで、Linuxのカーネルメンテナーからロシア人あるいはロシアと関連するアカウントを削除する提案がマージされ、Linuxコミュニティで激しい議論が巻き起こったため、Linuxカーネルの優しい終身の独裁者を務めるリーナス・トーバルズ氏がこの件について説明しました。 Re: [PATCH] Revert "MAINTAINERS: Remove some entries due to various compliance requirements." - Linus Torvalds https://lore.kernel.org/all/CAHk-=whNGNVnYHHSXUAsWds_MoZ-iEgRMQMxZZ0z-jY4uHT+Gg@mail.gmail.com/ Linus T
本日10/23発売の「絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み」という本を自分含め6人で書きましたので、宣伝します。 絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み 作者:市川 正美,大岩 尚宏,島本 裕志,武内 覚,田中 隆久,丸山 翔平翔泳社Amazon 本書はIT技術のさまざまな分野について視覚的に理解するための翔泳社の「絵で見てわかる」シリーズの中の一冊です。 www.shoeisha.co.jp このシリーズは、これまでに「ITインフラの仕組み」、「Webアプリ開発の仕組み」、「マイクロサービスの仕組み」など、さまざまなものを扱ってきました。本書は「Linuxカーネル*1の仕組み」を扱います。Linuxカーネルを絵から理解するというコンセプトの本です。 Linuxカーネルは Red Hat Enterprise LinuxやUbuntuといったLinuxディストリビューションの核(カー
「Linuxカーネル2.6解読室」(以降、旧版)出版後、Linuxには多くの機能が追加され、エンタープライズ領域をはじめとする様々な場所で使われるようになりました。 それに伴いコードが肥大かつ複雑化し、多くのエンジニアにとって解読不能なブラックボックスとなっています。 世界中のトップエンジニア達の傑作であるLinuxカーネルにメスを入れ、ブラックボックスをこじ開けて、時に好奇心の赴くままにカーネルの世界を解読する「新Linuxカーネル解読室」プロジェクト。 本稿では、旧版第21章で解説されていたソケットインターフェースについて、カーネルv6.8のコードをベースに主にデータ構造を中心に解説します。(前回の続きになります。) はじめに 1. socket構造体とsock構造体の生成 1.1. socket構造体の生成 1.2. プロトコル依存部の処理 1.2.1 プロトコル依存部分のデータ構築
開発者は、Windows マシン上で Windows と Linux の両方の機能に同時にアクセスできます。 Linux 用 Windows サブシステム (WSL) を使用すると、開発者は、従来の仮想マシンやデュアルブート セットアップのオーバーヘッドなしで Linux ディストリビューション (Ubuntu、OpenSUSE、Kali、Debian、Arch Linux など) をインストールし、Linux アプリケーション、ユーティリティ、Bash コマンド ライン ツールを変更せずに Windows で直接使用できます。 前提条件 以下のコマンドを使用するには、Windows 10 バージョン 2004 以上 (ビルド 19041 以上) または Windows 11 を実行している必要があります。 それより前のバージョンの場合は、手動インストール ページを参照してください。 WS
概要 Windows 10 のOS にWSL2 (Ubuntu) をインストールして使用しています。今回、Microsoft Store から提供されるWSL に変更した結果、WSL が起動しなくなりました。 具体的には、下記のエラーメッセージが出力される様になりました。現状の対処方法を記載します。(現時点では暫定対処のみであり、恒久対策は見つけておりません) 実行しようとした操作は、参照したオブジェクトの種類ではサポートされていません。 (The attempted operation is not supported for the type of object referenced.) Error code: Wsl/Service/0x8007273d 症状 先ず概要に記載したエラーを招いた状況を記載します。通常通り、WSL2 (Ubuntu) を起動後に、下記のメッセージが出力さ
はじめに Systemdは、多くのLinuxディストリビューションの 新しい標準となったinitシステム兼システムマネージャーです。積極的に採用されているsystemdは、手間をかけてでも習得する価値があります。サーバー管理もかなり楽になるでしょう。systemdを構成するツールやデーモンについて学習すると、systemdに備わったパワー、柔軟性や機能の理解に役立ちます。少なくとも最小限の労力で仕事をこなすのに役立ちます。 このガイドでは、initシステムを制御する中央管理ツールであるsystemctlコマンドについて説明します。 サービスの管理方法、ステータスの確認方法、システム状態の変更方法、設定ファイルの操作方法を取り上げます。 systemdは多くのLinuxディストリビューションでデフォルトのinitシステムになりましたが、すべてのディストリビューションに共通して実装されたわけで
はじめに nuxt3などを用いて開発したアプリケーションについて、github pages, netlify, aws amplify, およびServerless Framework+Lambdaなどを用いてデプロイすることが多いのですが、今回はvpsを用いて公開する機会があり、その備忘録です。 参考 具体的には、Amazon Lightsailとpm2を使用します。 Amazon Lightsailインスタンスの作成 Node.jsのblueprintを選択します。 また3000番ポートを使用するので、ファイアウォールを開放しておきます。 pm2の設定 以下の記事を参考にしました。 インストール
みなさんこんにちは! イザナギです! 最近ポートフォリオサイトを作り直して「Heroku」にあげようと思ったのですが、 ビルド制限かかってしまったんですよね... なので、WebサイトはHerokuに上げられませんでした。 NuxtアプリをHerokuでデプロイしてみた! どうしようかな? そう迷った結果... URL取得してサーバー借りてデプロイしよう!という結論に至りました。 なので、今回はNuxtで開発したWebアプリをWebに公開までにしたことについて書いていきたいと思います! サーバーの契約今回はconoHaVPSを使いたいと思います。 初めて契約される方は、ログインが必要です。 ログインし、VPSを契約します。 私は「CentOS Stream」を使ってみたかったので、「CentOS Stream」を選択しました。 他の設定は好みでいいと思います! これで契約は終わりですが、ま
ログレベル journalctl -p warnig journalctl -p 4 プライオリティ・ログレベルどちらを指定して出力することが可能です。 ※同じ意味warnig(4)を指定すると、err(3)、crit(2)、alert(1)、emerg(0)と重要度が高いログが出力されます。ログレベルの重要度が高いとログは少なくなり、低いとログも多く出力されます。 実行例10 サーバの起動時からログを確認したい場合 サーバの起動と起動の間のログだけを出力したいときに利用 サーバが起動してから最新のログまでを確認したいときに利用します。 journalctl -b 実行例11 2つ前に起動してから1つ前の起動までのログを確認したいときに利用します。 journalctl -b -1 3つ前に起動してから2つ前の起動までのログを確認したいときに利用します。 journalctl -b -2
はじめに Amazon Linux 2023 が、2023 年 3 月 15 日に一般公開になりました。AWS に最適化されたパフォーマンスを提供する Linux ベースの 最新 OS です。OS を起動したままカーネルのパッチを適用できる kpatch の利用など、便利な機能が追加されています。 AWS Document に Amazon Linux のリリース頻度やサポート期限が記載されているのも大きい変更点です。2 年ごとにメジャーバージョンがリリースされ、5 年の長期サポートが提供されます。 引用 : https://docs.aws.amazon.com/linux/al2023/ug/release-cadence.html Amazon Linux 2023 と Amazon Linux 2 の違いは、こちらの Document に記載されています。特に Windows で
angular# ng build --configuration production --source-map ⠏ Generating browser application bundles (phase: sealing)... <--- Last few GCs ---> [7954:0x641b0] 241863 ms: Mark-sweep 2009.7 (2085.0) -> 2005.1 (2083.0) MB, 923.9 / 0.1 ms (average mu = 0.771, current mu = 0.186) allocation failure scavenge might not succeed [7954:0x641b0] 244604 ms: Mark-sweep 2022.3 (2083.0) -> 2020.9 (2113.7) MB, 2660
chronyでntpdateコマンドの代わりに強制同期 時刻を強制同期するときにはCentOS6まではntpdateコマンドを使用していましたが、 CentOS7からntpdがプリインストールされなくなり、代わりに chronyがインストールされるようになりました。 今までは以下で強制的に時刻同期していましたが、 ntpdateコマンドもntpdと同様デフォルトでは入っていないため、 とりあえず以下打って強制同期、ってことができなくなりました。 ntpdate ntp.nict.jp 同等のことをchronyで行うには、以下を実行します。 chronyc makestep 以下のように応答があれば問題なく同期できています。 $ sudo chronyc makestep 200 OK 以下のように出力される場合、多分chronydが起動していません。 $ sudo chronyc make
#!/bin/bash LOCKFILE=/home/ubuntu/test/flock.lock exec {fd}> "${LOCKFILE}" # ファイルディスクリプタ作成 { flock -x ${fd} { # 排他したい処理をここに書く echo "排他制御中..." } flock -u ${fd} } echo "排他制御 終了" 例として、ファイルディスクリプタの番号を記述するテキストファイルを”/home/ubuntu/test/flock.lock”としています。 ファイルディスクリプタは exec コマンドを使用して、空いている番号を動的に採番させています。 exec {変数}> "${ファイル名}"flockコマンドについては「help」を参照してみると下のようになっています。 この記事で使用しているのは赤字オプションのみです。 3つ使い方がありますが、1番下の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く