東日本大震災の震源からおよそ100キロ離れた日本海溝の海底では、震災から4か月がたったあとも堆積物が舞い上がり、海水が濁った状態になっていたことが分かりました。 深さ7000メートルを超える日本海溝はふだんは穏やかな環境ですが、度重なる余震の影響を受けていたとみられます。 この調査は、海洋研究開発機構などの研究グループが、深海の撮影を行うための特殊なカメラを使って行ったものです。 震災から4か月後に、震源から南東に110キロ離れた日本海溝の海底を撮影しました。 その結果、ふだんは海水の流れがあまりなく、穏やかなはずの、深さ7000メートルを超える海底でも、堆積物が舞い上がり、濁っている様子が確認されました。 これについて、研究グループは当時、度重なった余震の影響だとみています。 また、この付近の海底では震災の前、ナマコなど多くの生物が生息しているのが確認されていましたが、調査が行われた震災
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