千葉県警は3日、入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で現行犯逮捕した無職女性(16)に日本国籍があることが分かり、釈放したと発表した。 習志野署によると、3日午前1時ごろ、習志野市津田沼1丁目のディスカウント店から「他人名義のカードを使った男女がいる」と通報があった。署員が駆けつけた時、男はすでに逃走。女性は「国籍はフィリピン」「旅券は家にある」と答え、所持品の確認に応じず、携帯電話を壊したため、同1時半ごろ、現行犯逮捕した。その後、バッグから国民健康保険証が見つかり、入管への照会で日本国籍を取得していると確認され、同6時10分ごろ、釈放したという。 同署の海老原彰副署長は誤認逮捕を認め、「捜査が結果として不十分だった。本人と家族におわびした」と話した。カード不正使用については女性から任意で事情を聴く予定。 最新トップニュース