台湾中部で2日午後、マグニチュード6.3を観測する地震があり、消防当局によりますと、これまでに土砂崩れに巻き込まれるなどして1人が死亡し、少なくとも18人がけがをしたということです。 台湾の中央気象局によりますと、日本時間の2日午後2時43分ごろ、台湾中部の南投県を震源とするマグニチュード6.3の地震がありました。 地震の揺れは台湾のほぼ全土で観測され、消防当局によりますと、震源に近い嘉義県で、観光地として知られる阿里山を訪れていた登山客の男性1人が土砂崩れに巻き込まれ死亡したということです。また、南投県や隣接する雲林県などでも、土砂崩れや車への落石事故などが起き、これまでに少なくとも18人がけがをしたということです。 地震のため、台湾の北部と南部を結ぶ高速鉄道は一部の区間で一時運休となりましたが、被害はありませんでした。 台湾では、ことし3月にも南投県を震源とするマグニチュード6.1の地