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小説に関するpalehorse82のブックマーク (10)

  • いわゆるGLP問題について | 佐々木譲の散歩地図

    例のgoogle電子的書籍データベース(Google Library Project)の問題について、講談社さんからの見解が届いた。別の出版社でも、問題点を整理して作家さんたちに見解を示してくれるという。 この問題に関してのわたしの基的な立場は、日経新聞からの電話取材でコメントしたとおりだ(紙面では、条件の部分を削られていたけれども)。わたしは、Web上に自分の書いたテキストがアップされ、アクセスが容易になることを歓迎する。問題は、出版社と結ぶ二次著作権の優先的使用に関する契約条項にあるのではないか、と考えていたが、講談社さんの見解を読むかぎり、これは問題にならないようである。すべては作家の意志次第ということのようだ(誤解しているようだったら、ご指摘を)。 わたしは公立図書館に自分の著作物が買い上げられ、これが無料で利用者の閲覧に供され、あるいは貸し出される制度を支持する。同じように、イ

    いわゆるGLP問題について | 佐々木譲の散歩地図
  • 読者を育てる制度 | 佐々木譲の散歩地図

    Twitterにも書いたけれど、こっちにもまとめとして。 同業白石一文さんが、図書館で書き下ろしと銘打たれたを借りないでくれ、と書いている。印税について数字を出したうえで、「皆さんが図書館を利用すると良心的な作家ほど行き詰まる」と。この問題については何度かブログにも書いてきたけれど、わたしは図書館を作家の敵とは思わない立場だ。 なにより、読書家としての自分が図書館で育ったという自覚がある。若いとき、貧しいが読書欲は旺盛だったころ、もし世の中に図書館がなかったら、その後わたしはこれほどを「買う」大人になったろうか。むしろわたしは、自分のを公立図書館のすべてが買ってくれたらと願う。 図書館一般の読者を育てるだけではなく、わたしの読者も育ててくれる。図書館で単行を借りたひとがわたしの読者となってくれたら、そのひとはやがて購入者ともなってくれるはずである。作品を知る、作家を知る、その回

    読者を育てる制度 | 佐々木譲の散歩地図
  • 銃撃戦について色々考えてみた。 - 深見真のものかき日記

    最初に注意! 今から僕が書くのはリアルな銃の話じゃありません。映画小説における銃撃戦描写、銃の演出に関しての話です。ご了承ください。 最近の僕のブームは「なんとなく知っている」ことを、「知っていた」と確認することなんですね。いきなりなんだそりゃ、と思われるかもしれませんが……。じゃあ、まずここから。 僕の尊敬する作家にジョージ・オーウェルという人がいます。1950年没。代表作は『動物農場』『カタロニア賛歌』『一九八四年』。特に凄いのが『一九八四年』。このの発表は1949年なんですが、今でも「SF」として通用するディストピア文学の傑作です。読み返すたびに何か発見がある、という。……で、この『一九八四年』の文中にこんな文章があります。主人公があるを読んで感想を述べるシーンなんですが。 最上の書物とは、読者のすでに知っていることを教えてくれるものなのだ、と彼は悟った。 (中略) 実のところ

  • 小説・阪急電車の一節「あ?」…あの「生」実在 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    「生」と描かれた川の中洲(なかす)の不思議な石積み――。 来年映画化される作家有川浩(ひろ)さん(兵庫県宝塚市在住)のベストセラー小説「阪急電車」に登場する造形物が、実在したアートだったことが作者の現代美術家、大野良平さん(51)(同)と有川さんの対談で明らかになった。アートは4年前に消滅したが、大野さんは今も阪神大震災を追悼するアートを手掛けている。大野さんは「アートは、まちや心の再生など様々な意味を込めた。いつか再現できれば」と話している。 ◇ 電車が武庫川に架かった鉄橋を渡る。 「あ?」 思わず声が漏れた。鉄橋を渡り終える寸前の川の中洲に 『生』 (中略) バランスといい大きさといい、見事なまでのオブジェとなっている。 ◇ 「生」の文字は、主人公の征志が電車内で「彼女」を観察している場面で登場する。造形か、イタズラか。何かのメッセージか、祈りか……。2人が「生」の解釈を巡り、お互いの

    palehorse82
    palehorse82 2010/11/03
    実際にあったのか
  • 27 スティーグ・ラーソン『ミレニアム』 - 出版・読書メモランダム

    二一世紀に入ってスウェーデンから送り出されたスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作は、今世紀初頭を飾る力作であり、これまでのミステリ、ハードボイルド、警察小説、スパイ小説、サイコサスペンスなどの物語ファクターの最良のエキスを集約したシリーズと見なすことができるだろう。三部作のタイトルを示す。早川書房からヘレンハルメ美穂・岩澤雅利・山田美明訳で、『ドラゴン・タトゥーの女』 『火と戯れる女』 『眠れる女と狂卓の騎士』 として刊行されている。 かつて埴谷雄高だったと思うが、ヨーロッパで誕生した近代小説は時計回りにロシアに移り、日を飛びこえ、北アメリカを経て南アメリカへ伝わり、一応の完成を見たという意見をもらしたことがあった。それをもじれば、北アメリカで誕生したしミステリは逆回りで日やイギリスを経て、スウェーデンで完成したという称賛を、スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作に与えたくな

    palehorse82
    palehorse82 2010/10/11
    「マルティン・ベック」の影響と聞いて、読んでみることにした
  • asahi.com:ハードボイルド作家の打海文三さん死去 - 出版ニュース - BOOK

    ハードボイルド作家の打海文三さん死去 2007年10月11日 ハードボイルド作家の打海文三(うちうみ・ぶんぞう、名荒井一作=あらい・いっさく)さんが9日午前4時、心筋梗塞(こうそく)のため、茨城県内の自宅で死去した。59歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は孝子さん。後日お別れの会を開く予定。問い合わせは東京都千代田区富士見2の13の3、角川書店第一編集部。 30代半ばまで映画の助監督を務めた後、農業に転身。その傍ら小説を書き始めた。03年「ハルビン・カフェ」で大藪春彦賞。「裸者と裸者」「愚者と愚者」に続く3部作の完結編「覇者と覇者」を執筆中だった。

    palehorse82
    palehorse82 2010/08/03
    今更だがブックマーク
  • 深町秋生の序二段日記

    http://hotfuzz.gyao.jp/ 「ホットファズ」が署名運動のおかげで公開となった。 このムーブメントは好ましい。アメリカや外国では大ヒット飛ばしている良作が、どういうわけか日では公開もされずにビデオスルーや未公開になってしまう例があとをたたない。山形でもシネコンがどんどんできているくせに、やってくるのは難病とか犬っころとかスマップのキモい連中とか、女高生やホストがどうとか、ホントに個人的に勘弁してほしいものばかりで毎日頭がいたかったからうれしいニュースだ。 というわけで同様に公開してほしいのがルヘイン原作のこれである。「愛しきものはすべて去りゆく Gone baby gone」という作品。 原作は「ミスティックリバー」のデニス・ルヘインの出世作、ボストンの男女探偵パトリック&アンジーシリーズの4作目。個人的には2作目の「闇よ、我が手を取りたまえ」(恐ろしいボストンの殺人鬼

    深町秋生の序二段日記
  • その夜、仲間たちが | 佐々木譲の散歩地図

    少しだけ業界関係者とのつきあいの話題を。 19日は、直木賞の授賞式だった。この公式行事では多くの作家さんたちにあいさつしたが、そのあとの二次会三次会には、ずっと仲間づきあいしてきた同業者たちが参加してくれた。 個人名を全員出させてもらっても、たぶん問題は出ないと思う。 志水辰夫、船戸与一、逢坂剛、北方謙三、藤田宜永、大沢在昌、宮部みゆき、森詠、少し遅れて西木正明。 仲間の勢揃いだ。 ほぼ30年ぐらいのつきあいになる面々だ(宮部さんだけは、少し遅れて仲間づきあいさせてもらうようになったが)。つきあい始めた当時は、みな勢いだけはよかったが、まだ海のものとも山のものともわからなかった(北方謙三は言う。「おれは売れてた」)。 年齢差もかなりある。しかし、仲間うちに序列はない。 この関係の初期のころを想うとき、わたしはミュージカル『レント』もしくはオペラ『ラ・ボエーム』を同時に想い起こす。 あちこち

    その夜、仲間たちが | 佐々木譲の散歩地図
  • 志水辰夫の「きのうの話」

    2023.4.15 千葉まで行って、ようやく預金通帳の住所変更をしてもらった。 アクアラインのバスに乗って都心へ出るのは簡単だが、JRに乗って、木更津から県庁所在地の千葉まで用足しに行くのはけっこう大変なのである。 首都圏なのにJRが高速バスに負け、いまや過疎地並みの扱いになっているからだ。 内房線の木更津と外房線の上総一宮間、つまり房総半島の外側をぐるっと回る電車は、日中たった2両で走っているなんて、みなさん知ってましたか。 わたしもはじめて見たときは、首都圏で最大の赤字路線と言われている久留里線の列車が走っているのかと思った。要するに2両で足りるくらい、電車に乗る人が少なくなっているのだ。 こないだまでは、15両編成の横須賀線が館山まで乗り入れていたのである。 それだけ内房線は冷遇されるようになり、千葉方面から帰ってくる場合はともかく、出て行くときは毎回千葉のふたつ手前の蘇我で、ずいぶ

  • 【特別掲載】山本弘『MM9―invasion―』第1回(1/4)[2010年2月]|Special|Webミステリーズ!

    書籍版『MM9─invasion─』、好評発売中! つづきは書籍でお楽しみください。(現在のページは連載第1回のみ公開の立ち読み版です。) ミステリ、SF、ファンタジー、ホラーの月刊Webマガジン|Webミステリーズ!

    【特別掲載】山本弘『MM9―invasion―』第1回(1/4)[2010年2月]|Special|Webミステリーズ!
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