これは米バラク・オバマ大統領の本音だけでなく、シリア国内の反政府勢力やヨーロッパ諸国のリーダーたちの共通する希求と言えるだろう。 シリアから未曾有の難民が他国へ流出した原因の1つは、アサド政権による圧政にあった。政府軍と反政府勢力との戦闘の激化もあるが、アサド政権が自国民を殺傷してきたことは疑いようのない事実である。 そのため反政府勢力だけでなく、アサド大統領を政権の座から引きずり下ろすことに反発する人は少ないかにみえる。だが1人の米連邦下院議員がアサド政権打倒に反旗を翻した。民主党タシル・ガバード連邦下院議員だ。 CIAがアサド暗殺を計画 11月19日、共和党オースティン・スコット下院議員と超党派で、米政府によるアサド政権打倒の活動を中止させる法案を提出したのだ。ガバード議員はオバマ政権が中央情報局(CIA)を使ってアサド政権を転覆させる動きをつかんでいた。 オバマ政権誕生以来、米国は特