「温室効果ガスを25%削減する」と鳩山首相が国連で宣言したのは2009年9月のこと。国内外でもエコロジーの機運が高まっている。そんなエコロジーに、今から18年前、Windows 95が登場する3年前の1992年から地道に取り組んできたのが京セラミタだ。 環境もコストも――18年目の「エコシスコンセプト」って知ってる? 京セラミタといえば、プリンタや複合機で有名な京セラグループのメーカー。彼らの考えるエコロジーをプリンタに求めたのが「エコシスプリンタ」と呼ばれるシリーズである。エコシスプリンタのコンセプトは明解で、プリンタの製造から製品寿命を全うするまでの環境負荷を下げること、環境性能だけでなくコストや生産性も両立すること――の2つが「エコシスコンセプト」なのだ。 実はエコだけを達成するには、環境負荷の少ない材料を使って、消費電力の少ない仕様にすればいい。一般的なレーザープリンタでは印刷用紙
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